院長の「こころのさけび」

「ふっきれる」ってどういうこと?

'26年07月11日

テニス

 

「ふっきれる」ってどういうことだ?と今日ふと思った。

【ふっきれる・吹っ切れる】:それまで心の中にあった迷い、悩み、こだわり、未練などがきれいに消え去って、気持ちがすっきりと前を向く心境をさす。「ふっきれる」の主な心境(執着や未練がなくなる=過去の失敗や、失ったもの、他人の評価などに対して良い意味で諦めがついて手放せた状態。)

一昨日、2026年ウィンブルドンのクォーターファイナルでサーシャ・ズベレフとテーラー・フリッツの試合を観ていたときだ。
今年はフリッツも相当調子よさそうだったが、ズベレフは完全に「ふっきれて」いた。今までの悩み、こだわり、未練、不安などから完全に解放されていて、ストレートでフリッツを退けたのだ。ふっきれたヤツは強い。
すべてのグランドスラムでベスト4までは行くけれども「優勝」だ・け・は、出来ない代表格ズベレフが、今年ようやくフレンチオープンで初優勝していたのだ。

さかのぼること6年、2020年の全米オープン決勝。決勝へ進んだのはオーストリアのドミニク・ティームと、ズベレフ。
当時すごくティームのファンだったから熱くなったのを覚えている。片手バックでもここまで出来るんかーと思わせてくれる数少ないプレイヤーであるティームが、なんと2セットダウンからひっくり返してファイナルセットにまで持ち込んで優勝した。ティームなんか最後の方は一度座ると足がつってしまうから、チェンジコートの際もずっと立ったままだった。本当に凄まじい試合だった。感動したし嬉しかった。でも試合後、嬉しそうに''やり切った”ティームよりも負けたズベレフにクギ付けになった。
なんと表彰式でファイナリストとして表彰されているのに、かれは、ズベレフは、悔しくて号泣していたのだ。
グランドスラムの表彰式でですよ。本当に勝ちたかったんだろう。こんなチャンスは二度と無いと思ったのだ。

それから時は経た。本当にチャンスは来なかった。フェデラーが引退、ナダルも。次の時代はようやくズベレフに来るはずだった。若くしてATPファイナルズでも優勝したし、いつグランドスラムで優勝してもおかしくないズベレフだった。でもグランドスラムだけはぜーんぜん勝てないのだ。
いいとこまで行くのに最後は「泣く」ズベレフ。
大怪我もした、死ぬほどリハビリ頑張った。でも優勝はできない。あっという間にアルカラス、シナーの時代になって置いてけぼり。

そんなズベレフが、今年の全仏。アルカラスが欠場、シナーが2回戦敗退と今年勝てなかったら、ほんと一生勝てないんじゃ無いだろうかという一世一代のチャンスをとうとう勝ち切ったのだ。何年越し?の悲願のグランドスラム優勝。ほんとよくやった。諦めかけたときもきっとあったと思う。でも、彼は決して諦めること無くチャレンジし続けたのだ。くじけずにチャレンジし続けることって、本当に大変なことなんだ。

そして昨日、フレンチに続いてウィンブルドンでも決勝進出を決めた。決勝は明日。相手はシナー。これ以上の舞台は無い。役者は揃った。
明日の決勝が本当に楽しみだ。もしかしてのグランドスラム連続優勝なんてあるのかも...そう思わせてくれるほど、今のズベレフは「ふっきれて」いる。

そういうことか。そうなんだ。いま私が悩み、落ち込んでいるのは完全に「ふっきれて」ないからなんだ。
1週間前、ひとりのスタッフが「辞めたい」と言いだした。院長は当然「慰留する」。なんという歯科医院あるある!
でも長年一緒にやってきた「従業員」というより「同志」と思っていた歯科衛生士。なんという気まずい1週間が流れた。
院長は迷い、悩み、こだわり、未練がましく、不安になっている。

そのスタッフと今日の昼休み、二人でヒザを突き合わせてしっかり話した。言いたいことも言ったし、話しもしてくれた。
そのおかげで、すこし「ふっきれる」前兆が見えた。
もうジタバタしても仕方が無い。いや違う。ジタバタやりきれるところまでジタバタし続けるんだ!
天命を待つ前に人事を尽くすんだ!(ことが人事だけに...)

さあ、いまのズベレフのように「吹っ切って」行こうじゃないか!いま自分に出来ることを諦めずにチャレンジし続けよう。
そしてほんとうに「ふっきれた」時、きっとわかくさ歯科はもっといい歯科医院になることだろうと思う。

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