院長の「こころのさけび」
マトリックスのデジャブ
'21年12月19日
映画「マトリックス」が封切りされたのが1999年。
当時私は阪大の第一補綴という医局で卒後3年目の仕事をしていた頃でした。
先に見に行った先輩たちが「意味がよくわからん」とか「すごかった」など言っていたので
少し興味が湧き、一番仲のよかった後輩と梅田の映画館へ 「取り敢えず行ってみよう」と言うことになりました。
映画を見終わった後、それはそれはもの凄い興奮で、またその興奮が一緒に行った後輩ともリンク、相乗効果を生んでしまい
まったくの「マトリックス教徒」になりました。
その後、2作目の「リローデッド」も同じメンバーで観に行きました。
今から20年以上前のことですが、始まる前のドキドキ感までクッキリと思い出されます。
2作目もまたまた大興奮。
確か3作目の公開初日には、東京タワーがマトリックスを象徴する緑色にライトアップされるくらい
社会現象にもなっていたはずです。(まったく興味の無い人も多かったです)
3作目のレボリューションズ、スピンオフのアニマトリックスを含め、その後何回ブルーレイで見返したでしょうか。
そして時は流れ2021年の年末の今日、4作目である「マトリックス レザレクションズ」を観に行ってきました。(今回は一人で)
本編にはデジャブ(既視感)のシーンが多く使われ、混乱しながらも世界観に酔いながら観ていました。
何よりも22年前のあの夜、興奮冷めやらぬ、20代だった私と後輩が梅田の寒い夜風を受けながら
大いに映画の余韻を語り合ったこと、映画を観ながら、そんなデジャブが大いに交錯してきてきました。
何よりもこの時が、レザレクションズを観ている時間が終わって欲しくないと思いました。
途中、多少の尿意をもよおしましたが、そのままダダモレでも一向に構わなかったです。(怒られるわ!)
面白かった?とか聞かれても、どう表現していいか分からないのです。
だから(レザレクションズについては)誰も何も聞かないで下さいね。
特にオススメもしません。(私はもう一回行きますが)
2021年も生きててよかったです。