院長の「こころのさけび」
時代はかわっても...
'15年07月13日
わたしが小学校の低学年か、それよりも幼い頃です。
親父が運転する車の助手席に乗っていて、そのときラジオから聴こえてきた「帰ってきたヨッパライ」という歌に
ときめいた記憶があります。
この曲は非常にシュールで、今どきテレビでは流せないような歌詞です。
「オラは死んじまっただー」という歌い出しで、この曲の主人公みたいな人は
実はヨッパライ運転の事故で死んでしまって、長い階段を登って天国に行ったけれどもそこでもずっと飲んだくれているから
しまいには神様にも見放され、地上に帰ってくるという
ありえない内容です。
子供心に、「この人はダメな人だな〜、でも憎めないな〜、こんな大人にもなってみたいな〜」と感じました。
で、Apple Musicです。
ご存じの方も多いと思いますが、簡単に言うと月額定額聴き放題でしょう。
自分の好みを入力すると、青春の思い出の曲!みたいなものがザックザックでてきます。
レンタルレコード屋さんで、レコードを借りてきてテープに録音したのが私の第一世代。
それがCDに変わって、車にCDチェンジャーという代物がついたのが第二世代。(MD含む)
時代は進んで、手持ちのCDをすべてiTunesに落とした第三世代。
それなりに手間が掛かりました。でもその手間の間にライナーノーツをじっくり読めたり
改めてジャケットを眺めたり出来ました。
しかし、第四世代であるApple Musicでは「てま」というものが一切掛かりません。
思ったときに、思った音楽を聴くことができるのです。素晴らしい!?のでしょうか。
これが良い・悪いと言うつもりは全くございません。多様性ですから。
自分が全く未知のものへ遭遇する不安は多分にあります。
しかし、Apple Musicでフォーク・クルセダーズと検索して「帰ってきたヨッパライ」がでてそれを聴いたとき
親父の助手席にいるような錯覚が起きたのはいうまでもありません。
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